弁護士と行政書士との違い
弁護士と行政書士との違い
行政書士は、依頼者のために文書の作成をすることを仕事としています。
交通事故の場合、行政書士は保険会社に対する請求書を作成しています。
保険会社から賠償金を支払ってもらうには、保険会社に請求書を送付した後、示談交渉や裁判をしなければなりませんが、行政書士には、依頼者のために保険会社と交渉したり裁判をしたりする権限はありませんので、依頼者本人が保険会社と交渉し、裁判をする場合はあらためて弁護士に依頼することになります。
弁護士は、依頼者に代わって交渉したり、裁判をしたりすることを主な仕事としています。依頼者のために文書を作成するだけではなく、依頼者に代わって保険会社と交渉し、交渉がまとまらなければ依頼者の代わりに裁判まで行いますので、交通事故の最初から最後まですべての手続きをすることができます。
弁護士 |
行政書士 |
|
---|---|---|
書類作成 |
○ |
△(保険会社に対する請求書を作成。なお裁判所に提出する書類の作成は不可) |
示談交渉 |
○ |
× |
調停 |
○ |
× |
訴訟 |
○ |
× |