利用規約の作成のポイント

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利用規約を作成する場合、以下のポイントがあります。

1 免責条項

利用規約で最も重要なのは、免責条項です。

どれだけ注意していても、お客様から預かっていた情報を誤って消去してしまったり、漏洩してしまったりという事態が起こり得ます。情報の消失や漏洩といった事態が発生すると、莫大な損害賠償を請求され、企業の存亡の危機に至るケースもあります。

利用規約は、貴社が負担することになる損害賠償額を合理的な範囲内に抑えるための、重要なツールとなります。

2 名誉毀損・プライバシー侵害への対応

第三者が自由に書き込みできるウェブページを運営する場合、第三者がウェブページ上で名誉毀損やプライバシー侵害を行うという事態を想定しなければなりません。

被害に遭われた方としては、実際に名誉毀損やプライバシー侵害を行った者に対してだけでなく、ウェブページを運営している企業様にも、損害賠償請求をしてくる可能性があります。

利用規約では、ウェブ上の書き込みにより、名誉毀損や、プライバシー侵害が行われた場合のルールを定めておく必要があります。

3 著作権への対応

著作権は、文章やイラストを作成したり、写真や動画を撮影したりしたときに発生します。ウェブ上の記載にも、著作権は発生します。

無断で文章や写真・イラストを複製したり、改変したりすれば、著作権の問題が発生します。著作権に関する事項は、利用規約において必ず定めておかなければなりません。

4 最後に

利用規約は、貴社に合ったものをあらかじめ作っておくことで、今後起こりうるリスクを軽減でき、実際に問題が起きてしまった場合も、貴社の損害を最小限に食い止めるツールとなり得ます。