契約書チェック・作成の進め方

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当事務所では、これまで、企業様からのご依頼で数多くの契約書をチェック・作成してきました。当事務所では、これまでの経験を生かし、貴社から契約書のチェック・作成のご依頼をいただいた際には、以下の要領で作業を進めてまいります。

1 一般的な契約チェック

まずは、一般的な契約条項のチェックを行います。

  1. ①貴社と相手方が負担することになる義務の内容が明確になっているか
  2. ②貴社にとって不利な条項がないか
  3. ③相手方が義務を履行しなかった場合のペナルティは十分か
  4. ④不明確な用語や言い回しがないか

2 取引の内容や相手方の特性に応じた対応

次に、貴社の取引担当者様からヒアリングを行い、取引の内容や相手方の特性に応じた個別的な対応を行います。
①当該取引に特有のリスクを洗い出し、対応策を検討
 

例)取引の途中で仕様が変更される可能性が高い、原価が想定以上に高騰する可能性がある等

②相手方に特有のリスクの洗い出し、対応策を検討
 

例)過去に問題を起こしたことがある、信用力に不安がある、近日中に経営者が交代する可能性がある等

3 貴社のビジネスに有益な条項を追加

企業様の中には、これまで誰も考えなかったような発想で、新しいビジネスを作り出している企業様も多数いらっしゃいます。当事務所は、そのような新しい発想を契約書の条項に落とし込む作業を得意としています。このような業務は、「戦略的法務」と呼ばれ、近年注目を集めている分野ではありますが、法律事務所の中で「戦略的法務」に積極的に取り組んでいるところは、まだまだほとんどないのが現状です。

①条項の作成

全く新しい契約書の条項を作る場合は、まず、スキームをどうするかを、貴社と一緒に検討します。貴社が、どの場面でどのようなサービスを提供し、それに対する対価を、いつ、どのように回収するかといった点です。

②危機対応

次に、不幸にして相手先企業が契約を履行してくれなかった場合、あるいは貴社が相手先企業の望むようなサービスを提供できなかった場合の手当を考えます。

③違法性チェック

さらに、場合によっては、下請法、独占禁止法、不正競争防止法、労働者派遣法等の強行法規に反しないかのチェックも必要になります。

4 さいごに

当事務所は、単にリスクを指摘するだけの従来型のリーガルサービスにとどまらず、より積極的に、貴社のビジネスにおける利益に貢献するサービスを提供していきたいと考えております。

契約のことでお困りの場合は、まずはお気軽にお問合せください。